ハクスラオンラインRPG『UNDECEMBER』UBTから正式サービスで改善された4つのこと

LINE Gamesがサービスを行い、Needs Gamesが開発するハクスラオンラインRPG『UNDECEMBER(アンディセンバー)』が1月13日に韓国にて正式サービスを開始した。韓国内で事前登録者数が300万人を超えるなど、国内外問わず期待されている新作だ。

その『UNDECEMBER』のデモンストレーションとして昨年10月に行われたアンボックステスト(UBT)と正式サービス版と比較して変わった4つのことをInvenが公開した。2022年上半期内にグローバル版(日本語対応)のリリースが迫った今、『UNDECEMBER』の全体像を解き明かしていく。

昨年10月に行われた第1回UBTは、19歳以上の方なら誰でも参加でき、『UNDECEMBER』が追及する戦闘の楽しさ、独自のスキルボードシステムなどを体験することができた。テストの出来としては概して肯定的であったが、改善が必要な部分も確かに存在した。特に操作感の不便さが感じられる結果だった。

その後、改善が行われた試演バージョンが2時間行われ、アクト1まで体験することができた。試演版は正式サービス版と同様ではなかったが、12月のショーケースで触れたユーザーフィードバックに関する内容は全て反映された形となっていた。その試演版も含め、UBTから正式サービス版にかけてどのように変化していったのか、探っていこう。

操作感の向上

Improvement of operation feel.

まずは、UBTで多くのユーザーから指摘された操作感について触れていく。多数のモンスターに囲まれて戦闘を繰り広げるハクスラゲームは操作感がとても重要だ。一瞬の判断ミスが死につながる可能性があるからだ。それだけでなく、様々なスキルを素早く使いながら豪快に狩り続けなければならないが、その操作感が滑らかでなければ、いわゆるハクスラの醍醐味、戦闘の爽快感を味わえない。

PC版のUBT当時、操作感は良いとは言い難かった。スキルディレイが思ったよりも長く、マウス操作が何かスムーズでない感じを受けた。特に、キャラクターを高低が存在する階段や丘にうまく移動できないなどの不便さが見受けられた。

だが、試演版ではUBTで感じられた重苦しい操作感が改善されていると体感できた。遠距離攻撃中心のマジシャンとアーチャーで遊んだ際、スキルのディレイが減少し、攻撃後の移動もスムーズに行えた。多数のモンスターが押し掛ける乱戦でも問題なく、攻撃から移動が容易になり、序盤の生存が優位となった。特に、広範囲攻撃と多数のモンスターを召喚し、ユーザーを苦しめていたアクト1最終ボスとの戦闘でも、自然な打ち合いで快適に戦うことができた。

モバイル版での操作感もパソコンに劣らぬ滑らかさを実現していた。むしろ、マウスだけで操作しなければならないPCとは違って、両手で移動や攻撃を操作できるため、ある面ではモバイルのほうが簡単で面白く感じられる点もあった。

プラットフォーム別グラフィック品質

Graphics quality by platform.

UBTはPC版のみだったため、モバイルと正確に比較することはできなかったが、一部のユーザーはグラフィックを問題視していた。モバイル環境を考慮したためか、どこか物足りないグラフィッククオリティを披露したからだ。当時、UBTを遊んだ際も全体的なゲームの雰囲気は満足だったが、グラフィック品質は少し残念に感じたのも事実だ。

これに対し、『UNDECEMBER』はPCとモバイルでグラフィックリソースを区分する方式に構造を変更した。PCでより優れたグラフィック品審でゲームを楽しめるようになったのだ。UBTと比べると確実にグラフィッククオリティが向上していた。キャラクターと物の外郭線がより柔らかくなり、全体的に光の処理が自然になった。グラフィックの設定でも多様なオプションが実装され、以前よりグラフィックを調節しやすくなった。

さらに、PC版では視野距離を調節し、以前より画面に表示されるエリアが増えた。以前の視界も不便な点は見受けられなかったが、見えるエリアが広くなると解放感があり、モンスターを見渡したり、移動することも便利になった。グラフィック品質一つでゲームが劇的に変化したことは間違いない。PC版がモバイルより良いゲーム環境を提供するわけではないが、以前よりも優れたグラフィックでゲームが楽しめるという点は素直にありがたい。

ゲーム進行の改善およびゴールドの調節

Improve game progress and adjust gold.

ゲームの大衆化のためには、参入障壁は低いほど良い。ゲームの進行度が後半になるにつれて、ゲームが難しくなるのはプレイヤーが徐々に適応していけばいい問題だが、序盤から難しいゲームに粘り強く挑むプレイヤーはそれほど多くない。『UNDECEMBER』はハクスラジャンルで参入障壁が高いほうではないが、序盤のクエスト動線がやや複雑なうえ、本作独自のスキルボード、エンチャントシステムなどを学ばなければ点で、育成が止まってしまっていた。

試演版では上記のような内容を大幅に修正し、UBT時よりクエスト動線がはるかに簡潔になり、序盤に学ばなければいけないチュートリアルをより分かりやすく改善されていた。クエスト動線の場合、受注・報告は自動で進行でき、クエスト内容も行く先々のモンスターを倒すとクリアできるシンプルなものが多い。UBTと比べて移動速度も増加しているため、より快適にゲームを楽しむことができる。

また、UBTではゴールド(ゲーム内マネー)が必要だったエンチャントが無料に変わり、回復薬などの価格が下がり、基本ドロップゴールド量が増加した。UBTで公判になるほど必要となるゴールド量が多くなり、希望通りにスキルを変更できないという意見を反映したものと見られる。

最後に、モンスターの強さも同様に、UBTより攻略しやすくなったように感じる。例えばアクト1最後のボスは、強力な広範囲攻撃を中心に使い、近接攻撃行うには難しいうえに被ダメージ量も高く、攻略難易度が高かった。だが、試演版では全体的な被ダメージ量が下がり、攻撃を受けても一度に体力がなくなることはなく、相手の攻撃の間に近接攻撃を行う余裕が生まれていた。

全体的にゲームが簡単になった印象ではなく、アクト1基準でちょうど良い難易度に変更されたと思う。ボスと戦闘した当時の装備は、商店で購入したアイテムを強化していたもので、もっと良いアイテムがあれば、よりスムーズに攻略することができるだろう。

便宜性に重きを置いたペットシステム

Pet system focuses on convenience.

UBT当時、ペットは単なる同伴者以上の役割を持っていた。ペットによって経験値獲得量を増加させたり、生命力・属性抵抗力など戦闘力に影響を及ぼす能力を上げたり、ペットを成長させることで能力値をさらに向上させることが可能だった。戦闘力を上げること自体は悪くないが、ペットとしての可愛さよりは、まるで装備のような扱いを受けていた。ペットは期間制のため、追加課金が必要であることも残念だった。

したがって、正式サービス版ではペットは能力値ではなく、便宜性を高める用途に変更された。ペットは自動アイテム拾い、アイテム分解、販売など戦闘に影響を与えない機能のみ提供されることとなった。

ペットがいなくても自動的に装備を拾う仕様のため、ペットの有無によってゲームができないほど不便さはないが、ペットがあればもっと広い範囲でアイテムを回収できるので、無いよりはあったほうがずっと楽だ。UBTの時と違い、便宜に焦点を当てていること、好きな見た目のペットを気軽に選ぶことができる点も評価のポイントだ。

グローバル版および日本語版の『UNDECEMBER(アンディセンバー)』は2022年上半期のサービス開始を予定している。対応プラットフォームは「PC」「モバイル(iPhone、Android)」。詳しくは公式ホームページ公式Steamページを見てほしい。

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