台湾ゲームメディアGNNは2月11日、中国のPerfect World傘下のHotta Studioが開発したSFオープンワールドRPG『幻塔(Tower of Fantasy)』のインタビュー記事を投稿した。
『幻塔』は1月14日に台湾・香港・マカオでサービスが行われることを発表しており、2月10日から行われた「台北国際コミック・アニメフェスティバル」に参加し、アジア圏で注目を集めている。そのような経緯から、台湾・香港・マカオでのサービスを務めるAiwantiandiの副社長のLolo氏、広報と運営を担当するCK氏にインタビューが行われた。

Q.本国『幻塔』を開発・運営するPerfect Worldとの協業の経緯を教えてほしい。
A.2010年にPerfect Worldの製品を販売・運営を許可するライセンスを初めて入手しました。その後、市場で好成績を収めたことがPerfect Worldとの綿密な関係を築くきっかけとなりました。
Q.『幻塔』について簡単に紹介をお願いします。
A.『幻塔』は、オープンワールド+アクション+MMORPGを組み合わせたようなゲームです。放射線流出によって文明が破壊された世界で、自分の記憶を取り戻しながら、放射線流出の謎を解き明かしていくストーリーになっています。
Q.本作の開発背景とコンセプトについて教えてほしい。
A.開発チームの平均年齢は27歳で、アクションゲームの開発に長けています。開発チームは若いユーザーに向けた新しいタイプのゲームを製作することに力を注いでいます。「オープン、自由、爽快」が本作のコンセプトです。
Q.終末論のようなSF背景を採用した経緯を教えてほしい。
A.開発チームは、独創的で差別化されたゲームプレイを備えたモバイルゲームを作成したいと考えていました。世界観の設定では、終末論のようなSFテーマを設定することで、シーン、モンスター、プロットなどをより自由で独創的に作成できました。プレイヤーはこの創造性溢れる世界観だからこそ、新鮮さを感じられるでしょう。
Q.他のオープンワールドRPGのモバイルゲームと比べて、このゲームの最大の特徴は何か。
A.『幻塔』の特徴は、多くの人と同時にオープンワールドを楽しめるということです。この惑星では、見知らぬプレイヤーとチームを組んで、一緒に戦ったり、謎を解いたり、一緒に生活したりとMMORPGとしての楽しさを体験できます。一言でいえば「文明が滅びた終末世界で、あなたは決して一人ではない」というゲーム体験を提供することです。
Q.開発過程で難しかったことや印象的だったことを教えてほしい。
A.前述したとおり、「オープンワールドで多くの人と同時にプレイができる」ゲームを開発する閾値は非常に高く、開発チームはマップのデザイン、パズルの作成、キャラクターのアクションについて多くの調整と修正を行いました。数多くの障害を乗り越えた後、初めて「現実的で豊かなオープンワールド」の全貌を目にしたとき、メンバー全員が感動しました。
Q.『幻塔』の正式サービス開始日程やベータテストの実施予定はあるのか。
A.オープンワールドゲームはローカライズやゲームの調整だけでなく、その他にも準備することが多く、時間がかかります。現時点で明らかにできることは、まもなく事前登録を開始するということです。また、ベータテストも予定しており、ユーザーの意見に耳を傾け、積極的に意見を取り入れ、開発チームとゲームへの実装を議論していきます。
Q.最後に『幻塔』を期待しているユーザーに一言お願いします。
A.Aiwantiandiは高品質のゲームを公開することに常に取り組んできました。『幻塔』は非常に優れたゲームで、台湾・香港・マカオの市場で『幻塔』の運営を行えることに感謝します。『幻塔』の広大な世界での冒険を楽しんでもらいたいと思います。