リネージュの集大成「リネージュW」第二回オンライン発表会まとめ

NCSOFTが9月30日10時にショーケース「2nd オンライン発表会:The Answer」を進行した。今回のショーケースは名前のように、8月に初めて行われたグローバルオンラインショーケースに続く第二回のショーケースである。NCSOFT開発陣が「リネージュW」の詳細情報を紹介した前回のショーケースとは異なり、今回のショーケースは「リネージュW」リリース前にユーザーの疑問を解消するために、募集した質問に答える形式で行われた。

リネージュの特徴と言える大規模な戦争のストーリーを収めたシネマティック映像を公開し、「リネージュW」のグループ長であるイ・ソング氏が約20分間、ユーザーから募集した質問に直接答えた。

質疑応答に先立ち、イ・ソング氏は、コロナ禍の影響により、オフラインでショーケースを開催できず、様々な質問に対して現場ですぐに回答できない悔しい思いを語り、ユーザーから募集した質問、説明が不足していた部分についての補足に加えて、「リネージュW」が最終的に達成したい目標についてお伝えすると述べた。

以下は『リネージュW「2nd オンライン発表会:The Answer」』で行われた質疑応答となる。

Q:リネージュWは「Project TL」から派生したゲームなのか?

A:結論から申し上げますと、全く関係はございません。まず、リネージュWがNCでどのようにして始まったプロジェクトなのか、その始まりからお話させて頂きます。リネージュWは2017年にリネージュMがリリースされた頃、私達がさらなる高みへ進むために、リネージュ2Mと同時期にプロジェクトがスタートしました。

この組織図の様に、リネージュWとリネージュ2Mはそれぞれ別の開発チームでしたが、どちらのチームも私の傘下にありました。リリース時期はリネージュ2Mを先に、その後、リネージュWをより高い品質で、グローバル市場を目標にリリースする計画で進行しておりました。そして皆さんがご存じのように、リネージュ2Mが無事にリリースされ、4年の開発期間を経ていたリネージュWは、リリースを目前にしております。リリーズ時期については、当初から2021年末を目標にしていたので、対外的な環境やその他の影響によってリリースを早めたということはありません。

また、「Project TL」や「リネージュ エターナル」のリソースを利用して開発されたという噂は真実ではなく、「Project TL」は別の開発チームが存在しており、現在もリリースを目標に鋭意開発中のゲームとなっております。

Q:ユーザーはゲーム開始から他国のユーザーに出会うことができるのか?国ごとの戦闘はどのようにして進行するのか?

A:前回のオンライン発表会で国旗を付けたキャラクターが戦闘を行うシーンを公開したことにより、このようなご質問をたくさん頂きましたが、簡単に説明させて頂きますと、基本的にはリネージュやリネージュMと同じものとなり、プレイするユーザーだけが世界規模に拡張されたということになります。

ゲーム開始からサーバー単位で様々な国のユーザーたちとプレイができ、一緒に血盟を創設したり、戦闘を楽しむことができます。韓国人だけの血盟を創設するか、韓国、日本、台湾、シンガポール、サウジアラビアなど様々な国の人々が所属する血盟を創設するかは、全てユーザーの選択に委ねられます。ですので、国ごとで争うコンテンツが存在しているわけではございません。

他の血盟との戦闘や攻城戦への参加はユーザー自身が選択することができますが、血盟は同じ国の人々で構成することが多くなると思いますので、自然に国家ごとの戦闘が行われるのではないかと考えております。

Q:グローバルワンビルドで全世界同時リリースするのであれば、時差はどのようにして解消するのか?

A:私たちはこの問題を解決するために、当初から非常に悩みました。時差はゲームコンテンツで解決できる問題ではないため、すべての国が参加できる非同期型の新しい戦闘システムを作る必要があるのではないかという意見もありました。しかし、「リネージュらしさ」を維持することが正しいという結論に達しました。

よって時差への対応としては、時間帯が近く、リアルタイムの戦闘が可能なエリアごとに、サービスを展開する方針です。まず初めに韓国、台湾、日本、東南アジア諸国、アラブ、そしてロシアを一つのエリアとしてサービスを始める予定です。その後、北米、ヨーロッパ、南米諸国を2つ目のエリアとしてサービスを提供する予定です。ただし、これは現状の予定であり、エリアや国については変更する可能性や新たなエリアを追加する可能性もあります。

1,000万人を達成した、事前登録の集計を見てみると、もちろん韓国が最も高い数値ではありますが、他の国も、相当な値となっております。「事前登録」という文化に馴染んでいない国が多い中でこの数値は我々も予想できなかったことで、気持ちが鼓舞されました。事前登録をしてくださった多くの方々に、この場を借りてお礼申し上げます。

Q:グローバルワンビルドとは単一のサーバーのことを指しているのか?

A:ワンビルドといっても、サーバーの構造が変わるわけではありません。当然ですが、サーバーは複数存在しており、サーバーをワールドという単位でまとめる運営方式はリネージュM、リネージュ2Mと同じです。また、先ほどお伝えしたように、国ごとにサーバーがあるのではなく、どのワールド、サーバーを選択したとしても国や地域に関係なく、同じ環境でゲームを楽しむことができます。

頂いたご質問のなかには、リアルタイムでのグローバルサービスであるがゆえにラグやPingのようなデータ遅延に関するご質問をお送り頂いた方もおりましたが、そのような問題を解決できていないのであれば、リネージュWのリリースを決めることはなかったでしょう。どの国から、どのようなコンテンツをプレイしたとしても快適な環境でプレイすることができます。ご質問頂いた部分の技術的な準備はすでに終えている状態です。

そしてリネージュWは既存のリネージュシリーズとは異なり、サーバーよりは、ワールドをベースとしたサービスが提供される予定です。リネージュWは1つのワールド内に12個のサーバーが存在しており、キャラクター名もサーバー単位ではなく、ワールド単位で使用することになります。つまり、デポロジュー01サーバーで「ひかり」というキャラクター名を使用した場合、デポロジュー02~12のサーバーで同じキャラクター名を作成することはできなくなります。

こちらについきましては、今後展開するワールド単位のコンテンツ及び、サービス運営のためであり、詳しい内容につきましては、時機を見て改めて公開する予定となっております。

Q:これまでのリネージュシリーズから継承される部分と変更される部分は何か?

A:リネージュWはリネージュそのものです。ゲームの根幹となる多くのコンテンツはこれまでのリネージュを継承しており、特に、成長、経済、そして戦闘など、ゲームの根本的な部分は、リネージュとほぼ同じと捉えて頂ければと思います。

ただし、前回のオンライン発表会でも、私達が強くお伝えさせて頂いたことですが、成長過程で没入感を高めるために様々なストーリー演出をグローバル目線に合わせて大幅強化しており、戦闘についても、情報収集のハードルを低くし、序盤の戦闘に対する盛り上がりをより一層強化して、敵味方や中立関係なく、激しい戦闘構図を作ることに焦点を合わせました。

特にストーリーに関する部分は、ゲーム序盤の単なるチュートリアルのための表層的なものではなく、全般的なゲームプレイをリードするための骨格のような役割として設計しております。それ程、ストーリーはリネージュWで重要な部分であり、ストーリーを観て、収集することもまた、既存のリネージュでは感じることのできない新たな楽しさとなるでしょう。

Q:既存のクラスはどのような種類があるのか?

A:君主、騎士、エルフ、魔術師、4つのクラスを選択することができます。ただし、リリース以降のクラス間の戦闘バランスに変化が必要となった際には、新たなクラスを追加する予定です。皆様も予想している通り、「ダークエルフ」になるかと思います。

4つのクラスから始めるので、各クラスのスキルも複雑なものではなく、問題なくプレイできるようにシンプルに設計しました。クラシックなスキル体系になるでしょう。これまでのリネージュにはなかった新しいスキルを大量に実装するなどの方式は想定しておりません。リネージュで、もっとも愛された固有のスキル体系を中心とした戦闘バランスを設計したとご理解いただければと思います。

Q:コンテンツの量はどの程度で、序盤はどこまで公開されるのか?

A:先ほどプロジェクトの始まりについてご説明致しましたように、非常に長い時間をかけ、秘密裏に準備していたプロジェクトなので、序盤でのコンテンツ不足を感じないよう万全の準備をしております。既存のリネージュでお見せした数多くのマップや様々なアイテム、そして、それに伴う様々なもの狩りと遊びの要素を提供できるように細かく設計しました。

また、戦闘面や成長に関連したものだけではなく、多くのユーザーに愛されたコミュニティコンテンツも最新のスペックに合わせ、アップグレードした姿でお見せできるように準備しております。サイコロゲーム、税金馬車護送ミッション、テレポート宝探し、狩猟イベントなど様々なコンテンツをたくさん楽しんで頂ければと思います。

Q:モバイル端末やPCの最低スペックはどうなるのか?

A:グローバルサービスを目標としているので、最適化を行い、多くのPC、モバイル端末に対応するように計画しております。

そして、ご覧のようなFlexible Phoneですかね、最新スマートフォンの場合も様々な解像度及び、ディスプレイ設定をゲーム内で活かすことができるように開発を完了した状態となっております。

画面に見えるのは、新しく発売された、Galaxy Z Flip3とGalaxy Z Fold3ですね。このようにデバイスの特性を生かし、活用してリネージュWを新しい形で楽しめているのをご確認頂けるでしょうか。もちろんGalaxyだけでなくiPhoneのような他のモバイル端末でも最適化はしっかりと行われておりますので、心配せずお楽しみください。

Q:変身/マジックドールシステムと関連する課金モデルは存在するのか?

A:返信/マジックドールシステムはリネージュを象徴する核心的なコンテンツであり、前作と同じような形で課金モデルが提供される予定となっております。ただし、前回のオンライン発表会でも言及いたしましたように、獲得できる経路をインゲーム内のショップに限定されていることが一番大きい問題だと認識しています。ゲームをプレイしていく過程でも獲得ができるようにしました。

今、ご覧いただいている映像は、ボスのカーツを討伐して英雄級のソウルクリスタルを獲得する場面です。このように狩りをしながらモンスターに関する情報を収集でき、モンスター図鑑報酬で、様々な種類の変身/マジックドールを獲得できるように、企画・設計されています。

また、数多くのチャレンジにもかかわらず、欲しい変身/マジックドールを獲得できない場合もありますが、この様な喪失感をケアするための様々な救済措置も準備しておりますので、リリースをご期待ください。

Q:リリース時に変身/マジックドール以外にどのような課金モデルが存在するのか?ルームティスやスナッパーも登場するのか?

現在は変身/マジックドール以外の課金モデルは計画しておりません。パッケージの販売も、変身、マジックドールや一部消耗品を気軽に入手できるように、様々な形での割引を提供する程度のみで計画されています。

おそらく、多くの方がリングやイアリングのような課金アクセサリーの販売について気になっているかと思います。開発チームでも多くの悩みがありましたが、一番大きかった悩みは「アクセサリー用のスロット(装備枠)を通してどのような価値を優先して提供するのか」ということでした。そして、私達が出した結論はこうです。リネージュをプレイしたことがある方なら、ご存じだと思います。

このようなアイテムを得るために血盟員と共に苦労した記憶、空きスロットを1つ1つ埋めていくその過程の楽しさ、そして本当に望んでいたアイテムを苦労して獲得し、装着した時の達成感、こういった気持ちがリネージュを長く楽しんできた方、またはリネージュWを始めるユーザーの方々が感じなければならない経験ではないかと考えました。私も以前、ドラゴンバレーダンジョンでサキュバスクイーンから「テレポートコントロールリング」を初めて獲得してインターネットカフェで叫んでいた、その瞬間を忘れることができません。リネージュというゲームにおいてはアクセサリーはそれだけ重要なものであり、毎日毎日インベントリを開き、空いているアクセサリースロットを見たとき、「私もいつかは...!」という目標を持つ、そういった志は残しておこうと考えております。

したがって「テレポートコントロールリング」や「変身支配リング」のようなゲーム内でのボス争奪戦を通じて獲得するアクセサリーを着用するためのスロットだけを残し、課金アクセサリースロットは存在しない予定です。

Q:アインハザードの祝福システムやその他経験値関連のシステムは存在するのか?

A:アインハザードの祝福と、その他月額システムなどはリネージュWには存在しておりません。アインハザードの祝福システムや、ドラゴンの宝玉のような商品は収益的な側面もあったのですが、無分別な業者の乱立を牽制する目的も含まれていたシステムでした。しかし、その過程でライトユーザーの方々がゲーム内で受けるべき恩恵を受けることができないといった現象が発生したのも事実です。

リネージュWでは、課金の有無と関係なく、全てのユーザーに、初期のリネージュのような成長の楽しさと、アイテム獲得の楽しさを提供したいと思います。断言いたしますが、サービス終了までアインハザードの祝福と類似したシステムや準ずるコンテンツは実装しないということを皆様にお約束します。

そして、アインハザードの祝福システムが消えることで発生し得るあらゆる問題点、特に業者の無分別なアイテム収集のような部分も私達はシステムの改善によって、解決できるように準備をしておりますので、心配せずとも、大丈夫です。

Q:これまでのリネージュシリーズにあった紋様、守護星、精霊刻印のようなシステムをリネージュWでも実装する計画はあるのか?

A:リネージュWのサービスが終了する日まで紋様、守護星、精霊刻印システムは実装しないことを皆様にお約束します。

Q:リネージュWでの取り引きは取引所を利用するのか?個人間での取り引きはできるのか?

A:サービス開始と同時に、取引所と個人間での取り引きの両方が利用できる予定です。個人間の取り引きシステムも、アインハザードの祝福と同じく、モバイルという環境で業者の増加と収益を牽制して、ユーザーの皆様の大切なアイテムの価値を担保するための皮肉の策の一つでした。しかしその結果、ユーザーの皆様が感じる不便さと、取り引きによって発生する費用についての負担が業者牽制によるメリットよりももっと大きくなっていることを認識しました。私は本日この席で、サービス運営上のリスクに対してユーザーの皆様に、不便を強いるような方法で解決する運営は二度としないとお伝えます。

リネージュWでは、個人間での取り引きでお互いの希望するアイテムの交換や、リアルタイムで売買ができるように、取引所システムでは、モバイルでの環境に合うように個人間の取り引きを相互補完できる形でのリリースを検討しています。

個人間の取り引きに関する手数料について予め申し上げますと、高価値のアイテム、例えば「執行剣」のようなものを交換する際に、手数料が原因で躊躇われることがないよう、負担を大幅に下げております。ユーザーの皆さんが「個人間の取り引きに関して、手数料は無い」と感じることができるレベルの設定となっています。なお、個人間の取り引きは価値が高いアイテムを中心に、それ以外のアイテムは取引所で自由に取り引きする方針で提供する予定です。


最後に、約20分に及ぶ質疑応答を終え、イ・ソング氏は「リネージュW」に対する思いを語った。

先月の8月19日のオンライン発表会以降に、多くの方々からリネージュWに対する期待とともに、一方では、様々な心配のお言葉も頂いております。どのような意見でも、リネージュWについて高い関心をみせてくださった全ての方にこの場を借りて、改めて感謝の言葉を申し上げます。

リネージュは、韓国以外のすべての国々で馴染みのあるゲームではないということを、私達はとてもよく理解しています。韓国では、24年という長い期間、リネージュとユーザーの皆様が、気持ちを合わせて共に発展してきましたが、その変化についても、世界各国のユーザーとこれから始めるユーザーの皆様にはあまり知られていないものであるということも私達はしっかりと理解しています。

そのため、リネージュWの開発中に最も深く意識していたのは、24年前にリネージュが初めて世の中に出てきたときのその姿、「原点のリネージュへの回帰」です。今とは比較できないほど、劣悪なグラフィックとシステムでしたが、アイテムひとつに熱狂して、+1という数値に歓喜して、小さな戦闘での勝利を血盟の仲間と分かち合ったその時の記憶に私達はグローバルという広大な舞台に対する答えを探しました。24年の間に蓄積された、全ての技術力とサービスのノウハウも重要ですが、それらの上に位置づけられるべき、最も重要な価値を持つのは、その時の「原点のリネージュ」が与えてくれた楽しさの記憶で、それこそが、リネージュWがグローバルという市場で永く愛されるための、最も重要な原動力であるということを常に意識しています。

まずは問題なくサービスが開始できるように、そして、皆様が失望しないように万全の準備を整えてローンチに備えます。それから、ローンチ以降にも様々な媒体を通じて今回のように、私達が目指す方向と準備していることについて先に公開してユーザーの皆様に十分な共感を得ることができたと判断できた時、アップデートを実施するという方針で進めようと思います。公式YouTubeチャンネルや公式サイトを通じてのコミュニケーションを基本に、必要に応じて、ユーザーの皆様から様々なご意見をお伺いできる場をご用意いたします。

一番大切なお話です。最後にリネージュWのサービス開始日を公開いたします。リネージュWは2021年11月4日の0時にオープンする予定です。先ほどの説明の通り、まずは最初のエリアの各国で先行オープン、以降、速やかに準備をして2つ目のエリアの国々へのサービス開始を目指します。

そして本日からキャラクター名の先取りが始まりますので、こちらへも、たくさんのご参加をお待ちしています。先ほどもお伝えした通り、リネージュWではワールドの選択がとても重要なゲームです。一緒にプレイする方と事前に十分に相談して、ワールドとキャラクター名を選択することをお勧めいたします。

前回のオンライン発表会でも「最後という気持ちで開発する」というお話をしましたが、この言葉が意味するところは「ユーザーの皆様と気持ちを合わせながら、末永くサービスを継続することができる、今後、他に代わるもののない、皆様にとっての"最後のリネージュ"を作る」という意思の表現であることを、もう一度お伝えして本日の発表を終了させていただきます。リネージュWへの多くのご期待とご声援をお願いいたします。約1か月後にお会いしましょう。

詳しくはリネージュW公式ホームページをご覧ください。

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