バンダイナムコエンターテインメントは4月12日、「IP(キャラクターなどの知的財産)メタバース」の構築および新たなエンターテイメントの創出を目指し、それらの実現に向け、意思決定のスピードを加速させるため、スタートアップ投資ファンド『Bandai Namco Entertainment 021 Fund』を新たに立ち上げた。
バンダイナムコエンターテインメントはこれまでも「長く深く遊べる良質なコンテンツ」と多彩なエンターテインメント」を世界中に届けることを基本方針都市、ゲームに閉じないさまざまなエンターテインメント事業に挑戦してきた。さらに、Web3.0の到来とメタバースの進展を見据え、さまざまな分野のスタートアップ企業との資本業務提携も積極的に行っている。その取り組みを通じて、スタートアップ企業とともに発想力と実行力を持ちながら、まだ見ぬ新しいエンターテインメントを作り上げていきたいと強く感じるようになったとのこと。
また、バンダイナムコグループは、2022年4月からグループの最上位概念となるパーパス「Fun for All into the Future」を制定し、バンダイナムコとファンが「夢・遊び・感動」を通じてつながることを実践していく。このパーパスのもと、同月からスタートした中期計画では、IPでファンとつながるための新しい仕組みとしてIPごとのメタバース開発に着手し、その実現に向け、あらゆるパートナーとオープンに協業していく。『Bandai Namco Entertainment 021 Fund』を通じて、当社がこれまで培ってきたIP軸戦略やそのノウハウと、スタートアップ企業の強みを掛け合わせることで、「IP メタバース」の構築 および 新たなエンターテインメントの創出を目指す。
主な投資対象は国内外のブロックチェーン、VR/AR/xR、AI などの技術を活用したエンターテインメントに関連するプロダクトやサービスの提供、また、メタバース、Web3.0 関連の事業を行うスタートアップ企業などで、投資規模は年間10億円(3年間で30億円)程度の出資を想定している。詳しくは『Bandai Namco Entertainment 021 Fund』公式サイトを確認してほしい。