data.aiは5月26日、2022年のモバイルゲーム市場おける年間消費支出は1360億ドルを突破し、ゲーム市場全体の1.7倍の速さで成長すると報じた。2022年のモバイルゲームは世界の年間消費支出の60%を超える市場シェアを獲得し、2番目に大きい分野である家庭用ゲーム機の3.2倍の規模になるとのこと。

モバイルゲームは現在、ハイパーカジュアルからマッチ3、オープンワールドアドベンチャーなど様々なジャンルを包括している。そのおかげでユーザーは自分にマッチするゲームを見つけやすい環境になりつつある。新たなゲームが次々と発売されるモバイル環境が「新たなユーザー」を取り込み、モバイル市場の急速な成長を促しているのだろう。
また、人口統計学的による分析によると、米国では、売上高上位1000のモバイルゲームのうち47%がZ世代で、2年前の41%から増加している。X世代/ベビーブーマー世代(45歳)は、米国のモバイル支出において最も急速に成長している年齢層であり、高齢者向けのゲームのシェアは2019年から2021年にかけて31%(7ポイント)増加していることから、多くの世代においてモバイルゲームの需要が高まっているようだ。

そのほかdata.aiでは「2022年、東欧におけるマクロ情勢がゲーム市場に影響を与える」などのレポートを公開している。詳しくは『ゲーム市場スポットライト2022:モバイルがPCとコンソールにリードを広げ、ゲーム市場の消費支出は2220億ドルに到達』を確認してほしい。